<ワンダと巨像>

へいらっしゃい!

Σ(゜Д゜)なにその威勢のいい店員!?

(`ω´)=3 読者を気前良く出迎えてみたッス。

(´Д`)変な努力しなくていいから;;
・・・まあいいか。とりあえず、今日のテーマは「ワンダと巨像」です。

2005年発売、ソニー・コンピューター・エンターテイメントの話題作だねー
確か同じPS2で出た「ICO」の続編的扱いのゲームなんスよね?

うん。説明は不要かも知れませんが念のため。
このゲームは、魂を失った「少女」を救うため、主人公「ワンダ」が愛馬「アグロ」と共に16体の巨像に立ち向かうアクションです。

巨像って言ってもゴーレムみたいな巨大な人型のものだけじゃなくて、鳥っぽかったりライオンっぽかったりウナギっぽかったりと、色んなタイプがいるッス。
大きさも、何十メートルもあるものから大型動物程度のものまで大小様々。

まあ『人や動物じゃない何か強い力を持つ岩っぽいモノ』みたいな感じに思ってもらえればいいと思います。
その体にしがみついて、手にした剣で弱点を攻撃する事で巨像を倒す事ができます。

まあそんな「ワンダと巨像」なんです・・・がっ!

ん?

「ICO」の時もそうだったんだけど、このゲームって、いわゆる「玄人向け」なゲームだって聞いてるんスよー。
一体何が「玄人向け」なのやら(´・ω・`)

まあ好みは偏りそうだね。僕は大好きなんだけど。
・・・マヲは?

そッスねー・・・あたしはもうちょっとアクション要素が欲しかったかなぁ?
巨像にしがみついて出来る攻撃が、剣で刺すだけなのがねー。
何度もやってると飽きそう。
あと、ストーリーが淡々と進んでいくのがちょっと物足りないかな? ってのが。

ふむふむ。
・・・じゃあちょっと聞くけど。

なんスか?

(ごそごそ)ここに「トランプ」があります。
この「トランプ」は、誰が見ても、間違いなく「ゲームが成り立つもの」だと思うよね。

うん。

ではこの「トランプ」に、「ストーリー性」や「アクション」や「サウンド」なんて要素を見出す事はできる?

・・・へ?
・・・・・・・・・で・・・きないッスよ、それはw

だよね。
で、現在でいう「ゲーム」・・・TVゲームは、この「トランプ」にこれらの要素を加えたものなんだよ。

・・・んー・・・・・・・言われてみればそんな気も。

この「玄人向け」っていうのは、その「トランプ」の部分を良しとしているゲームなんだ。

・・・っていうと?

「ストーリー」がよければ「小説」でも書けばいい。「アクション」が良ければ「映画」でも作ればいい。「サウンド」がよければ「CD」でも出せばいい。
・・・だけど、「ゲーム」は「ゲーム」でしか表現できないでしょ?
本当に「ゲーム(=遊び)」の部分を見ている人には分かるものっていう意味で「玄人向け」なんて言われているんだと思うよ。

なるほどねぇ。

このゲームの流れは実に単純。
巨像の居る場所を探して、巨像の弱点に辿り着くまでのルートを見つけて、巨像の弱点を攻撃して倒す・・・終了。これを16回繰り返すだけ。

確かに・・・改めて聞くとものすごく単純ッスね。

でも、その「単純な事」が大事なんだよ。

ほぉ。

さっきの「トランプ」の話に戻るけど・・・「トランプ」には色々な遊びがあるよね。
「ババ抜き」「ポーカー」「七並べ」「ブタの尻尾」

「バカラ」とか「ブラックジャック」とかもそうッスよね。

その、「色々な遊び」が、TVゲームでいう「ジャンル」に当たるわけね。

あー・・・そうかも。

「魅力的なキャラクター」とか「壮大なストーリー」とか「激しいアクション」とかで話題になるゲームは沢山あるよ。
だけど結局「ゲーム」で大事なのは、「いかにプレイヤーを遊ばせるか」って事なんだ。

いかに遊ばせるか・・・って言うと?

んじゃ、「アクション」ってどんなゲーム?

んー・・・主人公が敵をどかどか倒していくゲーム?

じゃあ、「RPG」は?

えーと、どこかの世界の主人公になって、何かを探したり、悪い奴を倒したりするゲーム。

(゜ω゜)そうだよね。
・・・要するに、「ゲーム」っていうのは「そういう事」なんだ。
色々な要因があるから違うように見えるけれど、結局やろうとしているのは皆同じ事なんだ。

この「ワンダと巨像」だってそう。「主人公」が「敵」を倒す。それだけ。
・・・だけどその間にしている事が全然違う。

「敵」を倒すために「探して」、「敵」を倒すために「思索」して、「敵」を倒すために 「攻撃する」。
この、3つのパートでプレイヤーができる事、求められる事が実に多い。
例えば、「探す」パートでは、アグロに乗って広大なフィールドを自由に駆け回る事ができるし、その景色を楽しむ事もできるし、小動物や果物を見つければ弓で狩りもできる。
「思索する」パートでは、いかに巨像の攻撃をかいくぐって体にしがみつくか、その場にあるモノで何かできないか、しがみついた後どうやって弱点に辿り着くか・・・
「攻撃」するパートでは、巨像に振り落とされないように注意する。巨像がワンダを振り落とそうと動かれる前に攻撃する。腕力がなくなる前に巨像を倒す・・・
まだまだある。

「ゲーム」で重要なのは派手さや物語じゃない。「ゲーム中の遊びそのものの魅力」なんだ。

なるほどぉ・・・と、色々語ってもらったわけですが!

Σ(゜∀゜)

残念ながら時間になってしまいました!
・・・ってゆうか長すぎだよ(´・ω・`)今度からタイムキーパーにヘルプに来てもらうからね?

(´Д`;)そんなのいるの?
まあ、そういう事なら仕方ないか・・・(゜∀゜)ノシ それでは皆さん、今日はこれで。
「ワンダと巨像」楽しいよ!

(´ー`)ノしーゆあげいん☆

 

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